月岡写真事務所「月岡陽一の世界」のウェブサイトをリニューアルしました。

平成25年3月、月岡が急逝して以来、
実に多くの方々からお悔やみのお言葉を頂戴し、心より厚く御礼申し上げます。

月岡は生前、長年お世話になっておりました数々のライブラリ様向けの撮影のみならず、
自身の作品づくりのため青空から青空へと飛び回る撮影ライフを送ってまいりました。

現在でこそデジタルカメラとなった時代となりましたが、
過去には4×5、8×10などといった重い大判フィルムカメラを担ぎ、
北は北海道・南は沖縄まで地上からも空からも撮り続けました。

病に倒れた際や、フィルムからデジタルへの転換期には、
今後の写真家としての未来や変わりゆく写真業界を危惧したこともありましたが、
最後の最後まで写真家として在り続けられたことに、皆さまに感謝していることだろうと思います。

本サイトのトップページに記しました通り、
月岡は「自分の写真が、より多くの方々、場面で役に立ててもらえることが喜びだ」と語っておりました。

これから月岡の未来アルバムに新作が加わることことはありませんが、
数え切れない程の残された写真、フィルムやデジタルの中で、
日本全国の山々、森、街、動物たちが色鮮やかに息づいております。

残された私どもは月岡の遺志を引き継ぎ、
駆け出しであった頃、北海道への移住のキッカケでもあり、
8年間勤めておりました（株）北方広放社のスタッフの皆さんのご協力のもと
ライブラリ様に預けていないカットを中心に本サイトにてご提供させていただくこととなりました。

また、その他、様々な形で月岡の作品をご覧いただけるよう検討しておりますので、
皆さまどうぞ今後とも「月岡陽一の世界」を、よろしくお願い申し上げます。

月 岡 洋 子

平成26年7月30日